鹿児島放送番組審議会

第338回 2016年4月20日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に
県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。
今回は、毎週月曜日〜金曜日の午後6時25分から放送中の『KKBスーパーJチャンネル』について審議しました。
主な討議内容は次の通りです。

『KKBスーパーJチャンネル』

  1. 発災直後は、交通網の乱れやライフラインなど県内の影響をコンパクトに説明し、どう身を守るかについて防災士の助言もあり、視聴者の不安をあおらない程度に防災意識を高める構成だった。だが週が明けると、明るくスイーツバイキングを取り上げたのには違和感を覚えた。
  2. ボランティアか義援金か。被災地のために何をすべきか分からない人が多いなか、熊本県のホームページなどヒントになる情報を提供した。視聴者目線に立つ番組と思った。
  3. 避難グッズや防災グッズ、専門家の見解、災害ダイヤルの案内があり、知りたい情報を落ち着いて伝えてくれた。
  4. 高速道路や新幹線の不通区間、復旧状況は大きな関心事だが、パネルの説明は分かりづらかった。テロップのミスもあったが、チェックを重ねて正確に記載してほしい。
  5. 夕方の番組は他局よりも10分以上遅れて始まるので、同じニュースでも後追いの印象を受ける。放送時間が短いのに、別の番組宣伝を入れる余裕はあるのだろうか。
  6. 短い時間にニュースや特集など盛り込みすぎと感じる。視聴者参加型の天気コーナー「ソラをライブ」を設けているが、それより天気予報を分かりやすく伝えてほしい。
  7. その日あった出来事を振り返るのに、バランスが良くて役に立つ番組になっている。落ち着いてニュースを見られる構成で、企画力を出すのがKKBの特徴だと思う。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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