鹿児島放送番組審議会

第344回 2016年11月24日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に
県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。
今回は、11月7日(月)に放送しました「ほっこりレストラン」について審議しました。
主な討議内容は次の通りです。

『ほっこりレストラン』

  1. 出演したタレントの人選がとても良かった。年齢構成も30代、50代、60代とバランスが取れていた。出演した3人とも自分を育ててくれた郷土への愛、感謝という気持ちがテレビの画面を通してよく伝わってきた。
  2. 御馳走の尺度というのは、単に料理の豪華さだけではなく、それぞれの人が誰とどういう状況で食べたのかということで決まっていくものだと番組を見て実感した。そういった意味では「ほっこり」という番組のタイトルがぴったり当てはまる内容だった。
  3. 出演した宮下純一さんが中学の先生と同級生が天文館公園で話すVTRを見ながら涙ぐむシーン、定岡正二さんが高校時代の野球部監督のVTRを正座し直し背筋を伸ばして聞きながら感極まるシーンは、タイトル通り「ほっこり」という気持ちになった。
  4. 今回の番組には、知られていないタレントさんの素顔や鹿児島にもこんなお店があったのか、知らなかった、行ってみたいという情報も期待していた。その意味では、少し物足りなかったのは残念だ。
  5. 番組の冒頭で、「ほっこりレストラン 思い出めし 鹿児島の思い出グルメ」という言葉がでてきたが、グルメなのかレストランなのか思い出めしなのか。もうちょっとタイトルを一つにまとめて、中のキーワードに統一感を持たせたら、より身近に感じられたのではないだろうか。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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