鹿児島放送番組審議会

第349回 2017年5月31日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。今回は、5月22日(月)19時00分〜19時55分に放送しました「ほっこりレストラン2 〜あの人の鹿児島思い出ごはん〜」について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『ほっこりレストラン2 〜あの人の鹿児島思い出ごはん〜』

  1. 番組に出演されたゲスト3人はいずれも鹿児島出身者や在住者で、日頃から身近に感じている方たちだった。普段テレビで見せない本来の姿を知ったり、全国放送のテレビでは見えにくい郷土鹿児島とのつながりも感じられたりして、いい番組だった。出演者もほっこりし、見ている私達視聴者もほっこりする気分になれた。
  2. 番組の構成は食べ物、そこにまつわる人、そして場所という3つだった。食べ物だけ映してもそれだけだし、感想や思い出話だけで終わってしまう。しかし、そこに人が絡んだり、場所がどこかということが絡んだりすれば面白い展開となる。そういう意味で、今回の番組の作りは素晴らしいものだった。
  3. 思い出の料理の素材が全部トリだったのは残念だった。鹿児島には多様な食材があり、もっとたくさんの料理を紹介してほしい。「レストラン」というタイトルとのギャップもあり、少し違和感を持った。ぜひ、もっと鹿児島をPRする料理を取り上げ、お店も思い出に残る内容にしてほしい。次回作を期待したい。
  4. ほんとうに美味しそうに頬張っている出演者の表情が画面から伝わってきた。ただ、昔からよく知っている友人知人を登場させるということであれば、まずその方と3人のゲストに食のリサーチをして、そこから共通の食べ物という視点があったら良かったのでは。もっと物語性が深くなり、面白くなったのではないか。
  5. 2020年地元鹿児島で開催される国体が話題になっている。これからも地元出身の芸能人やスポーツ選手に登場してもらい、食を橋渡し役にして鹿児島をもっと国内だけでなく、世界に伝えていただきたい。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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