鹿児島放送番組審議会

第352回 2017年9月21日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。今回は、9月4日18時55分〜19時55分に放送しました自社制作番組「ぷらナビ+でやっべぇぞ!!〜コロチキとエボリューションSP〜」について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『ぷらナビ+でやっべぇぞ!!〜コロチキとエボリューションSP〜』

  1. 今回の番組はゲストのコロコロチキチキペッパーズに鹿児島で夢をかなえてもらうという構成だったと思う。しかし、番組の途中で天文館からの生中継が入ったのには疑問を感じた。また、バイクで桜島を1周したが、内容をもうちょっと増やした方が、桜島を取り上げる意味があったと思えた。水族館の体験では、餌やりや水槽の清掃、イルカの調教シーンは非常に良かったと思う。
  2. 放送日が「串の日」ということで、天文館の串の絶品料理店からの生中継があったが、夜の番組ならではですごく楽しい雰囲気が伝わってきた。コロコロチキチキペッパーズが水族館の水槽に入り、イルカの調教師にトライし、悪戦苦闘する場面は見ていて面白かった。しかし、スタジオ部分で出演者がすごく楽しそうに笑っていたが、視聴者側としては、その笑いに付いていけず、何で笑っているのか分からず、置き去りにされた感があった。タレントだけに頼らない面白い番組制作を目指して欲しい。
  3. スタジオ部分で出演者が盛り上げようとしているのは理解できるが、その音声を全て拾っているようで、うるさい印象を受けた。生中継のお店で出された黒豚、鳥刺しは非常に映像が美しく、食べてみたいと思わせた。水族館の映像編集は場面の切り替わり、連続性の部分がちょっと雑に見えた。
  4. コロコロチキチキペッパーズが桜島を旅したが、大噴火で埋没した鳥居と足湯だけしか紹介がなく、逆に桜島の魅力はあれしかないかと感じさせた。食レポ、水族館体験の部分が少し長かった気がした。また、ゲストの話が聞き取れないところがあり、その部分についてはスーパーを付けるなどの配慮があった方がよかったのではないか。
  5. スタジオではゲストが真ん中に座っていたが、やはり通常のメインMC2人が真ん中に座り、ゲストの面白さを引き出しながら番組を仕切った方がよかったと思う。スタジオのコメントが聞き取りづらかった。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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