鹿児島放送番組審議会

第354回 2017年11月22日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。今回は、11月4日に放送しました自社制作番組「第16回ふるさとCM大賞2017」について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『第16回ふるさとCM大賞2017』

  1. ふるさとCMを通じて、自治体の地域おこしへの努力の成果が確認でき、モチべーションも高まり、地域振興に一定の貢献度がある番組だと感じた。ただ、ふるさとCMが流れ、自治体担当者のインタビュー、そして審査員の講評と、同じ流れが続き単調になっていて、中だるみ感があった。ふるさとCMの放映の順番が番組内で表示されれば、より親切ではなかったかと感じた。
  2. 自治体の職員が一生懸命に自分のまちをPRしようという気持ちが伝わってきた。技術的な評価はあるだろうが、手作り感がよく出ていてよかった。まちの魅力をうまく出しており、地方創生につながる非常にいい番組で、評価できる。
  3. 今回からJR鹿児島中央駅のアミュ広場での開催とあって、一般の人も気軽に見ることができ、屋外だと開放感があり視聴者側もワクワク感があった。審査員も変わり、コメントについても好感が持てた。内容も短いコメントが編集作業で加えられていて、より親切でわかりやすい番組に仕上がっていた。
  4. 番組の司会と審査員が、自治体の担当者の取り組み方などをうまく引き出していた。色々なアイデアを練った作品は非常に評価でき、感銘を受けた。今後も自治体の頑張りに期待している。制作側もその引き出す役割をしっかり担っていただきたい。
  5. とても面白い番組だった。県内にはまだ知らない場所などが結構あることが分かり、非常に勉強になった。屋外施設での収録で、臨場感や緊張感がところどころに見られ、ドキドキさせる場面もあって、すごく見応えがあった。ふるさとCMの1つひとつのレベルもすごく高かった。しかし、番組の編集に荒いところがあり、少し気になった。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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