鹿児島放送番組審議会

第356回 2018年02月28日

鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で鹿児島県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上をめざして意見を交わしています。今回は、自社制作のニュース番組「KKBスーパーJチャンネル」について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『KKBスーパーJチャンネル』

  1. ニュース番組として正確な言葉遣いをされていて、非常に好感が持てる。交通機関の減便問題では、沿線の住民の反応を丹念に取材されていた。ただ、番組の中で、スタジオから中継現場に切り替わる際に、アナウンサーと現場からのレポートが若干かぶることが度々あったのが気になった。
  2. その日あった出来事やトピックを視聴者にすごくわかり易く伝えている番組だと思う。キャスターが現場に足を運んで取材して伝えるスタイルも大事だと改めて感じた。「残したいかごしまの情景」という企画は、鹿児島に住んでいながら知らないお祭りなどが取り上げられ、視覚に訴えるテレビならではのいい企画だと思う。
  3. 全般的に安定感があり、ニュースのポイントをしっかりつかんだコメントがなされている感じがする。スポーツコーナーでは、県内で活躍する選手を数多く取り上げられており、若い人の活躍がしっかりと伝えられていて、地元マスコミとしての役割を果たしていると思う。天気予報の地図画面で、地図の位置と時間帯天気予報図の位置が若干気になった。
  4. 地元の情報をバランスよく取り上げていると感じる。特集コーナーでは様々な立場の声を拾い上げていて、ドキュメンタリー的で非常に見応えがあって、とても面白い。アナウンサーの読むスピードがゆっくりしていて、情報をしっかり聞くことができる。
  5. キャスターの2人が非常に風格を持ってローカルのニュースを伝えている。ダラダラ感がなくてよい。特集のコーナーでは非常に大事なものをしっかり取り上げている。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
鹿児島放送はこれらの声を真剣に受け止め、今後の番組制作や放送活動に生かしていきます。
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