KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回の審議課題は、10月15日(月)午後7時から放送しました自社制作番組「“台湾⇔鹿児島”キズナ旅 〜西郷どんの息子、卓球の愛ちゃんも結ぶ絆〜」です。主な討議内容は次の通りです。
『“台湾⇔鹿児島”キズナ旅 〜西郷どんの息子、卓球の愛ちゃんも結ぶ絆〜』
- 西郷菊次郎の台湾での功績はこれまであまり知らない方が多いと思う。その意味でも功績を詳しく伝えて頂いたことは、視聴者にとって大変有意義だった。台湾と鹿児島のラーメンのつながりについても非常に興味深く見ることが出来た。ただ、台湾との交流が進んでいるという説明があったが、交流の具体例があればよかったと思う。
- 西郷菊次郎の台湾での活躍にスポットを当ててもらえたのは良かった。しかし、もう少し掘り下げてもらいたかった。福原愛さんの部分は大変良かったが、この部分についても、もう少し内容を濃くしてもらえれば良かったと感じた。今後も、こうしたいろんな分野で貢献した人を取り上げて行ってほしい。
- 非常に内容盛り沢山で見応えのある番組だった。台湾だけではなく、仙巌園や福原愛さんとつながりがある宇検村も出て、愛さんと村民とのふれあいなど多くの人たちが登場した点はとても良かったと思った。ただ、最後に台湾のレポーターおすすめのカレーの紹介が出たが、そのフォローがなかったのが残念だった。
- キズナ旅と番組タイトルにあるので、旅番組かと思ったが、色々な要素が盛り込まれていて、非常に素晴らしい番組だった。しかし、西郷菊次郎と台湾、福原愛さんとのつながりは分かったが、宇検村と台湾との結びつきについてはちょっと薄いのかと感じた。
- この番組から鹿児島、台湾の歴史や文化、人々の暮らし、人情などが伝わった。今後の鹿児島と台湾との交流がますます盛んになるための1つの提案づけの番組ではなかったかと感じた。