鹿児島放送番組審議会

第366回 2019年2月27日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回審議された課題番組は、2月18日(月)に放送しました自社制作番組「鹿児島そら物語」です。主な討議内容は次の通りです。

『鹿児島そら物語』

  1. 鹿児島空港はよく利用するが、全く知らないところもあり、非常に見応えのある番組だった。ゲストは本当に飛行機を愛する芸人さんを起用され、番組に厚みが出ていた。空港は利用者にとって通過点でしかないが、そこには多くのドラマが隠されている場所だと改めて感じた。
  2. 冒頭にお正月の空港の様子が入っていて、見送る人などそれぞれの人たちの表情が入っていてすごく印象的でよかった。航空管制官や施設のメンテナンスをされる方などが紹介され、現場にカメラが入り、その仕事ぶりがしっかりと伝わり、好奇心をそそられた。視聴者が知らない部分がまだあると思うので、是非とも続編を制作してほしい。
  3. 昔の貴重な映像を盛り込みながらのオープニングは、ドキュメンタリー風で良かった。ただ、飛行機好きというゲストが、航空展示室で実物大のエンジンパーツなどを触るようなカットが全くなく、その意図が分からなかった。タレントに頼らない番組を作ってほしいと感じた。
  4. 昔の鴨池空港は懐かしかった。もう少し、その懐かしい映像を見たかった。「鹿児島そら物語」なので、鹿児島の空はこんな空だという“空事情”を、もっと掘り下げた内容があってもよかったのではないか。そうすれば、もっと重厚感が出たのではないかと思う。
  5. 空港のあまり知られていない魅力をしっかり伝えてもらったと思う。航空管制官や施設のメンテナンスの方、パイロットの訓練生など、一生懸命仕事をされている姿を丹念に追っていた。その一方で、一般利用者の空港の楽しみ方として、お土産だけではなく、レストランなどの施設の紹介も入っていた方がさらに良かったのではないかと感じた。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送は今後もこれらの声を番組制作や放送活動に生かしてまいります。
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