KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回審議された課題番組は、4月12日(金)に放送しました自社制作番組「Kingspe」です。主な討議内容は次の通りです。
『Kingspe』
- 単なる人物の紹介だけに終わらずに、その舞台裏を見せて頂けたところは、視聴者の関心をより高める上で、非常に良かったと思う。お菓子工場を取り上げられたところも、まさに連休前で、あれを見てお子さんを連れて行こうと考える親御さんもいると思うと、いいタイミングでの紹介だったと感じた。
- 番組の印象としては、ワクワク感がなく、楽しさがなく、ドキドキ感がない。発見、驚きもなく、自分たちだけが盛り上がっていて、視聴者が置き去りのパターンになっていた。番組を見ていて、面白さが伝わってこなかった。非常に残念だった。最後の空中散歩のシーンは非常に良かったと思う。
- 今回の番組は、冒頭にプロレスの紹介があり、その後に福岡のお菓子工場や神社、そしてエンターテインメントが取り上げられていた。なぜ、ここを紹介するのか、この構成になっているのか、はっきり言って分からなかった。しかし、お菓子工場では1日の生産量などの情報がしっかり入っていて、それは大変良かったと思う。
- 情報がとても少なく薄くて頭に残らなかった。残念だった。全体的なテーマと取り上げたところが、バラバラの印象があった。深夜番組なので、コアなファン層がいると思うので、視聴者との双方向性の仕掛けがあった方がいいと思った。ある意味、視聴者が番組を作ってくれる面もある。
- 若い人3人で面白くやっていたと思うが、若干見続けるには難儀な面が確かにあった。お菓子の起源というか歴史的マインドが、ほとんどなかったのは残念だった。物足りなさを感じた。