鹿児島放送番組審議会

第369回 2019年5月22日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者9人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回審議された課題番組は、毎週月曜〜金曜午後4時48分から放送している自社制作番組「Jチャン+」です。主な討議内容は次の通りです。

『Jチャン+』

  1. 見たいニュースがテンポ良く取り上げられている。文化や歴史などのニュースも幅広く織り交ぜてあり、非常に好感がもてるニュース番組になっている。男性キャスターは日頃から取材現場に出ていて安定感がある。
  2. このニュース番組を見れば、鹿児島できょう1日何があったかが分かる、とてもいい番組に成長したと感じた。ほかのテレビ局のニュース番組も見ているが、「Jチャン+」の方が、視聴者に身近な印象を受ける。全国ニュースからの流れもバランスが取れており、見やすいと感じた。
  3. 屋久島豪雨や市電の立ち往生のニュースはしっかり後追い取材がなされていた。豪雨のニュースでは多くの映像が使われ、視聴者にとって分かりやすいニュースとなっていた。市電のニュースもCGを使って、記者が解説されており、すごく労力を掛けられていると感じた。週末イベント情報も非常に役立つと思う。
  4. 好感が持てる番組だと思う。情報番組は信頼感がとても重要だと思うが、2人のキャスターは個性を前面に出す印象ではないが、信頼感、それに安定感と安心感がある。視聴者拡大に向けて、若者や大学生を取り上げるコーナーを作ってはどうかと思う。今後も深掘りしたニュースを視聴者に届けてほしい。
  5. テンポもよくスマートで非常にまじめなニュース番組だと感じる。裏を返せば癖がなく主張が弱いと思う。ニュースを現象面で捉えているところが若干散見される。有識者か記者が随時出演され、論点整理をされるかコメント解説をされると、視聴者の理解がさらに高まるのではないかと思う。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送は今後もこれらの声を番組制作や放送活動に生かしてまいります。
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