鹿児島放送番組審議会

第374回 2020年11月27日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者9人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回は、自社制作番組「第18回KKBふるさとCM大賞2019」です。主な討議内容は次の通りです。

『第18回KKBふるさとCM大賞2019』

  1. 18回目とあってクオリティーがすごく高く、一つひとつの内容が素晴らしいものになっていて、見る価値のある番組と実感した。ただ、エントリーナンバーが出ず、どこまで進んでいるのかが分からず、審査基準についても、どういう基準があるのか示してほしかった。高校生も参加していたので、今後、「高校生企画枠」を設けてもいいのではないかと感じた。
  2. 数年連続して見ていると、内容のクオリティーがすごく高くなっていると感じる。人に焦点を当てたり、県外の方からの視点で作られたりと、非常に力が入っていた。しかし、最後の締めのところで、優勝した自治体の後日の喜びの模様が入った後に、再びステージに戻って終わった場面には違和感があった。
  3. とても楽しい番組だった。毎年楽しみにしている視聴者も多いだろう。地方創生のアイデアが出てくるとか、そういう社会的にも意義のある番組企画だと思う。もう少し番組宣伝が必要と感じた。審査員の名前がはじめに紹介された後は、発言した際も特にスーパーも出ず、視聴者からすれば、そのたびごとに名前スーパーをしっかりと出してほしかった。
  4. 映像の編集の仕方がものすごく上手くて、いま風の感じがした。全体的な雰囲気が真面目で、好感が持てる番組になっていた。内容についても、どんどんレベルが上がっていて、見る方も飽きることなく、32自治体のふるさとCMをすべて見ることができた。ただ、毎年一つでも、何か新しいことを加える意識を持ってもらいたい。
  5. 公開収録で会場の観客に若い女性も多く見られ、すごくにぎやかな感じがした。審査員の評価も安定感があった。今後さらに若い審査員も加えて、その年代の視点からの評価、コメントを聞いてみたい感じもした。そうしないと、テレビがもはや中高年向けのメディアだという印象を強めてしまいそうな感じがした。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送は今後もこれらの声を番組制作や放送活動に生かしてまいります。
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