KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授の原口泉さんを委員長に県内の有識者8人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。審議対象となったのは、自社制作ニュース番組「Jチャン+」です。今回は4月4日から8日の放送回について意見を交わしました。主な内容は次のとおりです。
自社制作ニュース番組 『Jチャン+』 (令和4年4月4日(月)〜8日(金)放送回)
- コロナ感染者の情報を毎日丁寧に伝えていた。親が気になるような子どものワクチン関係やマスクの効果などについて、専門家に聞くなどして非常に分かりやすく伝えていた。
- 冒頭にラインナップが出てくるところなど、視聴者にとって分かりやすいつくりになっている。
- テロップや気象情報などの表示や文字については、いずれも見づらいと感じることは、今はなくなっていると思う。
- 天気予報の位置付け、地元ならではの情報をどのように伝えていくか、分かりやすく地図の中にどれだけの情報を落とし込むかという点について、もう少し工夫してもいいと思う。
- 与論島のまちづくり協同組合の話題は、非常に丁寧に制度のところからやっていた。事務局長や沖永良部島に移住した女性のインタビューなど、丁寧な取材もなされていて、大変よかったのではないかと思う。
- 高校野球で川内高校の中迫俊明監督がこの試合での引退という報道があった。中迫監督が厳しいながらも、生徒たちにとても慕われていた存在であったことがとても伝わってきて、ぐっとくる内容になっていた。
- 鹿児島県内で注目のスポット、「センテラス天文館」の中をグランドオープン前日にテレビでたっぷり見ることができた。視聴者としては非常によかったと思う。
- 馬毛島の環境影響評価の問題にしても、賛成派も反対派も公平に発言、インタビューをとっているということで、報道としてのスタンス、公平感、バランス感は感じることができた。
- 「桜紀行」など、各地の桜の映像をすごくきれいに空撮も交えた形で撮っていて、見応えがあった。
- 地域の中の良いニュース番組をこれからもずっと模索してほしい。「鹿児島のニュースはKKB」と言ってもらえるような番組づくりをお願いしたい。