鹿児島放送番組審議会

第413回 2023年10月25日

   KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授の原口泉さんを委員長に県内の有識者9人で構成され、放送番組の向上と適正化を目指して意見が交わされています。
   今回は、10月1日に放送された自社制作番組「アルピーvs迫田さおり かごしま全力勝負!」について審議しました。主な内容は次のとおりです。

審議番組
「アルピーvs迫田さおり かごしま全力勝負!」(10月1日 午前10時00分〜午前11時20分 放送)

  1. 3つの勝負それぞれに筋書きのないハプニングとサプライズがあって、長時間の番組だったが視聴者を飽きさせず、最後まで楽しく見ることができた。アルコ&ピース 平子さんのトーク力、笑わせる力、迫田さんのここ一番での底力はすごいなと感じた。
  2. 最初のロングキック対戦で田上さんが登場したあたりから面白く感じはじめ、カメラマンの参戦でさらに面白い展開になった。磯海水浴場では、桜島の景色に青い海と白い砂浜が映えて、ロケーション的には本当に美しかったと思う。
  3. 率直に申し上げると、娯楽番組としては気軽に楽しめて良かったと思うが、KKB開局41年目の「特別番組」として放送するのであれば、KKBの企業イメージやブランディングを意識した番組やこれまでのスポーツの蓄積などを制作した方が良かったのではないか。
  4. 鹿児島ゆかりでもない芸人が出演していたのか、よくわからなかった。またグルメの見せ方ももう少し工夫したり、助っ人の紹介も丁寧に表現してあげても良かったと思う。長時間の番組だったのでもう少し丁寧さが欲しかった。
  5. はたから見るとどっちでもいいという勝負だったが、これを笑いに変えていく感性にやはりプロだなと感じた。迫田さんも平手さんも全体を通してずっと笑っていた。テレビ番組での笑顔はいいなと思った。
  6. 高校野球以外のスポーツ、お笑いには疎いが、80分間、本当に楽しませていただいた。アルピーが面白いことを言いながらも真剣に勝負していたのが飽きさせなかったと思う。サプライズ感のあるカメラマンや高校生の登場も意外性、視聴者をびっくりさせる仕掛けだったと思う。
  7. 視聴者を飽きさせないサービス精神とか自由さであるとか、改めてテレビの面白さを見せてくれる番組だった。鹿児島グルメの見せ方は、ウナギと和牛についてはどこの店でどんなこだわりのある味なのか伝えられず、中途半端かなと思った。
   このような感想や意見、要望が出されました。
   KKB鹿児島放送は、今後もこれらの声を番組制作に活かしてまいります。なお、KKBは今年4月から9月までの半年間の「放送番組の種別」、「種別ごとの放送時間」、自主的な公表として「CMの放送時間量」、「10月基本番組表の放送番組種別」を報告しました。
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