鹿児島放送番組審議会

第418回 2024年4月24日

   KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授の原口泉さんを委員長に県内の有識者9人で構成され、放送番組の向上と適正化を目指して意見を交わしています。
   今回は、3月20日(水)に放送された自社制作番組「ぷらナビ+ゴールデンSP〜鹿児島にオズワルドがやってきた!〜」について審議しました。主な内容は次のとおりです。

審議番組
「ぷらナビ+ゴールデンSP〜鹿児島にオズワルドがやってきた!〜」[令和6年3月20日(水)]

  1. 街ブラ番組の面白さは、出会いや意外性。そういう場面が散りばめられ、面白いやりとりがテンポよく織り交ぜられていて、肩の力を抜いて楽しく見ることができた。
  2. 鹿児島市の名山堀の店を紹介する企画だったが、番組を見て行ってみようかな、という気分になり、そういう意味では番組の狙いはヒットしたと思う。食べ物もきれいに撮っていて、お笑い4人組の自然なトークもしっかり黒子に徹していて、いい仕事をしていると思った。
  3. コンビニエンスでのご主人を含めての角打ちが、こちらまで一緒に飲んでいるような楽しい気分になった。即興でCMを作るのも面白かった。夕飯時に一家だんらんで楽しめる番組だった。
  4. 3月20日の放送だったが、出演者がダウンコートなど冬物の衣装で違和感があった。昼食時間の飲食店の取材は、他の客への迷惑も想定されるので配慮すべきだった。また一般の方に「おごってください」というやりとりがあったが、いくらお笑いとはいえ、受けざるを得なかったというのが本音だったと思う。店は場所や営業時間、連絡先など細かい情報まで紹介していて大事な事だと思った。
  5. バブル期のような作り方に思えて、時代についていけていない部分もあると感じた。一般の方に全員がおごってもらう展開は、笑いをとりたかったのかもしれないが、私は非常識でNGだと思った。上質のお笑いで視聴者を笑わせてほしい。ただ、取り上げる店も名山堀の雰囲気も良かったので、これからはお金をかけないで中身の濃い番組を作ることに知恵を絞ってほしい。
  6. キンボシとオズワルドの街歩きで「また芸人か」と思いながら見始めたが、芸人同士の仲の良さが伝わってきて、温かく楽しい番組になっていた。また取材した3カ所がバランス良く、おもしろい出会いが感じられて最後まで楽しめた。VTRをスタジオで見守るという構成だったが、もう少し工夫がほしかった。
   このような感想や意見、要望が出されました。
   KKB鹿児島放送は、今後もこれらの声を番組制作に活かしてまいります。
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