KKB鹿児島放送の番組審議会は、鹿児島市立美術館館長の楠元香代子さんを委員長に県内の有識者7人で構成され、放送番組の向上と適正化を目指して意見を交わしています。
今回は、自社制作番組「ぷらナビ+ゴールデン〜かごしまご長寿店〜」について審議しました。主な内容は次のとおりです。
審議番組
「ぷらナビ+ゴールデン〜かごしまご長寿店〜」[令和7年12月10日(水)放送]
- ゲストの井ノ原快彦さんは、父親が鹿児島県出身ということで番組に親しみを感じ、取材での反応も非常に良く、表情や言葉も柔らかくて番組がスムーズに流れていた。
- 内容がとても面白くて、あっという間に最後まで見られる完成度の高い番組だった。井ノ原さんのコメントによって番組が味わい深くなるなどこれまでのキャリアが活かされていて、番組をグレードアップさせてくれたと思う。
- 井ノ原さんの質問が上手だし、インタビューの場面が切り替わる時もコメントがいい味を出していて、動きがないなかでも工夫して、よく考えて作られている。
- 店の紹介のようでいて、実は店の歴史や人の物語、あるいは「代々受け継ぐ」という長寿の物語を非常に丁寧に、昔の写真もたくさん映して作っている。動かない映像が長い割には飽きがこないで引き込まれた。
- 2店舗とも創業者の昔ながらの職人気質のエピソードは、聞いていて心にしみた。
- 基本的な流れなどはナレーションが担い、主要な部分は店の方に語ってもらうという作り方がとてもわかりやすかった。またBGMの選曲も物語に彩りを与えて、制作者の遊び心も見えて良かった。
- タイトルデザインが凝っていておしゃれだった。
- 番組は長寿店を紹介するシンプルなものではなく、その歴史に秘められた人の物語がメインテーマだと感じた。それだけに、視聴者に最初からイメージが伝わったのか、タイトルで内容を捉えきれていないように思った。
- 取り上げた2店舗とも店の利用者のコメントもあれば、どう愛されているかを伝えられたと思う。
- 内容を掘り下げると必然的に取り上げる店が少なくなるのは仕方がないが、3店舗くらいあれば、もっと満足度が上がったと思う。
- 人気者で多忙なゲストを迎えて、限られたロケ時間で店舗数は少なくても深掘りした番組作りと、長時間拘束できるゲストで地方を含めて多くの店舗を紹介する番組のどちらを視聴者は望むのか、検証してより良い番組を作ってほしい。
- オープニングの映像は早朝の撮影だと思うが、背景の桜島が見えず、鹿児島のテレビ局としては工夫が必要だと思う。
- すし店の紹介では、夜のネオンの中、活気あふれる店の映像を流した方が良かったと思う。