《かごしまのニュース》
『鹿児島の空にあのネコが… 時間短縮で稼ぐ力の向上へ 鹿児島』
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全国的なドライバー不足が深刻な課題となる中、鹿児島の「空」の物流に新たな動きです。
■記者
「鹿児島空港に見慣れない飛行機がやってきました。尾翼部分を見るかぎりでは、どこの機体かわかりにくいのですが、機首部分に目を向けると、あの「ネコ」のマークが確認できます」
午後1時すぎ、鹿児島空港に降り立ったのは、『クロネコヤマト」のヤマト運輸を運営するヤマトホールディングスの貨物専用機です。
今回は鹿児島ー成田間のトライアル運航。鹿児島県産の牛肉やミネラルウォーターなど香港やアメリカ向けの荷物を含むおよそ2トンを貨物専用室に積み込む作業が公開されました。
■ヤマト運輸 稲森浩司執行役員
「長距離をしっかりと、スピードで運ぶことによって、往復することによって、何度も運べることもメリットだと思いますし。早く運ぶことが2024年問題の解決の一つでもあると考えています」
■県商工労働水産部 垣内一樹次長
「高い鮮度を保ったまま海外にも運べるということで、県産品の販路拡大、付加価値向上に大きなメリットがあると考えています」
ヤマトホールディングスでは貨物専用機3機を確保して成田や羽田と地方空港を結ぶ航空貨物輸送に力を入れていて4月からは7路線で、1日13便の定期便の運航を予定しています。
鹿児島と成田を結ぶ定期便の実現については今回のトライアル運航の結果を踏まえて検討するということですが、実現すれば鹿児島の「稼ぐ力」の向上に貢献しそうです。
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