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『大きな噴石や火砕流に警戒を 新燃岳・警戒レベル3 道路通行規制も 鹿児島』

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気象庁は霧島連山の新燃岳の噴火警戒レベルを「入山規制」の3に引き上げ、大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。周辺の道路や登山道は通行規制が敷かれています。

【気象庁 菅野智之 火山監視課長】
「2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れる恐れがあるため注意してください。地元自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないでください。」

新燃岳では、28日から火口直下を震源とする火山性地震が増加し、30日午前2時ごろからは山の膨張を示す地盤の変動がみられ、火山性微動も10分ほど続きました。

火口からおおむね4キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石が、おおむね2キロの範囲は火砕流が到達する恐れがあるため警戒を呼びかけています。

風下の地域では火山灰や小さな噴石も降る恐れがあるほか、爆発に伴う空振で窓ガラスが割れる恐れもあり、注意が必要です。

新燃岳周辺の県道や市道、登山道では通行が規制されています。

新燃岳では2018年6月を最後に噴火は観測されておらず、噴火警戒レベルが3に上がるのは2018年以来です。

気象庁によりますと、現時点ではすぐに2011年のような噴火に至る兆候は確認されていないものの、状況を注意深く見ていくということです。





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