《かごしまのニュース》
『トカラ列島近海で地震続く・専門家解説』
トカラ列島近海で21日から地震が頻発しています。
トカラ列島近海を震源とする地震は21日から頻発していて23日になっても回数は収まっていません。
十島村の悪石島では23日までに震度4を3回観測し、緊急地震速報も発表されました。
【旅の宿 十和丸 有川和則さん】
「全体で(揺れが)5から6秒くらいだった。縦揺れは1から2秒くらい。下からつきあげてその後は横揺れに変わった。最初ドーンというような音がした」
悪石島では2021年最大震度5強の地震に見舞われ、住民の4割が鹿児島市など島の外に避難しました。
十島村役場では現在、24時間体制をとり対応にあたっています。
【十島村 久保源一郎 村長】
「(震度)4が発生してから24時間、情報連絡体制で、夜間は当番の方で情報を取り続けるという体制で、22日23日まで来ております。」
気象台は当面の間強い揺れに注意し地震への備えを万全にするよう呼びかけています。
【鹿児島大学 火山地質学 井村隆介准教授】
「発作的に地震が増えることがある。(トカラ近海は)もともと地震の巣だし、(住民は)気持ち的に大変だと思うので、(行政は住民が)安心に寝られるようにということを考えることも大事ではないか。地震が大きいと海底地すべりが起きたり、がけ崩れが起きてそれが海に入ると津波が発生する可能性がある。(強い揺れを海辺で感じたら)すぐにスイッチが入るようにしておいてほしい」
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