《かごしまのニュース》
『夏本番 九州南部「梅雨明け」 観光地では期待の声も 鹿児島』
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【下鶴アナウンサー】
「青い空にモクモクとした雲、まさに夏の空!ですがまだ6月です。ただ午前には九州南部が梅雨明けしたとみられると発表がありました。今年の夏は長くなりそうです」
気象台は27日午前11時に九州南部の梅雨明けを発表しました。観測史上2番目に早い梅雨明けです。夏になるとにぎわう磯海岸周辺では梅雨明けに期待の声が聞かれました。
【グッドフェローズコーヒー 焙煎士 池上耕輔 さん】
「雨が多いとお客様の足の運びも悪くなっていた所もあったので、私たちとしては梅雨が早くあけたのはよかった」
JR仙巌園駅の開業と同時にオープンしたこちらのカフェ。7月からは夏メニューとしてかき氷やアサイーボウルなどを準備する予定です。
一方、ぢゃんぼ餅店の店主からは心配の声もー。
【桐原家両棒餅店 桐原幸治 店主】
「早いですよね。本当に、あとは暑すぎないことですかね。熱中症の警戒でかえって外に出なくなるかもしれないので、少し心配」
県内では気温の高い状態が長く続く見込みで、健康管理に十分な注意が必要です。
暑さが続き、農作物の管理にも注意が必要となるなか、いま話題のコメの生産農家からは期待と不安が入り混じる声が聞かれます。
水が張られた田んぼにまっすぐ伸びる稲。こちらは鹿児島の米どころ伊佐市です。早くも訪れた梅雨明けに米農家はー。
【Farm−K 亀割浩介 代表取締役】
「例年だと梅雨末期のまとまった雨で迫間の田んぼは代かきをするんですけど、まだできていない状況で心配」
管理する30ヘクタールの田んぼのうちまだ、10ヘクタールの田植えが終わっていない状況で、特に、水を引くのが難しい山あいの田んぼでの水不足を心配しています。
これからの時期は作業中の熱中症にも心配だと言いますが、稲の生育にはメリットもあるようです。
【Farm−K 亀割浩介 代表取締役】
「梅雨が長引いたりするとなかなか生育が上手くいかなかったりする。梅雨明けしていい天気が続くと今から出穂を迎えるにあたっていい影響が出ると思ってる」
依然として米の価格が高止まりする中、早い梅雨明けが今年の米の生産にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
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