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『参院選投開票は3連休の中日 有権者の投票行動に影響は? 鹿児島』

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 参院選の投開票は国政選挙では初めて3連休の中日に行われます。7月20日は海の日でもあるし、鹿児島市ではおぎおんさぁの本祭も予定されていますよね。そこで3連休の中日が投票率にどう影響しそうか、鹿児島大学の藤村一郎准教授に話を聞きました。

 【藤村准教授】
「もう一日ずらしても良かったじゃないかということは、誰しも思ったことかもしれないですね。予定を立てている人からすると、行きづらい日程になってるんじゃないかと思いますよね」

 藤村さんは「基本的には投票に行きにくい日程だ」としながらも、投票率への影響は見通せないとしています。

 【藤村准教授】
「まあ、中日のほうが誰もが投票に行けると踏んだのかもしれませんしね」

 実際に街に出て聞いてみると、投票に行く人もいれば悩んでいる人もいる状況です。

 【男性】
「行くつもりです。もう毎回行ってるんで」

 【女性】
「迷ってます、迷ってます」

 そんな中、藤村さんが勧めるのは近年利用する人が増えている期日前投票です。その動向次第で投票率が上向く可能性もあるといいます。

 【藤村准教授】 
「だけどまあ、いま期日前投票が増えているので、期日前に行ってから連休を過ごされたらどうかなとは思いますけどね。決まったものはしょうがないので」

 衆議院で与党が過半数を割り込んだ状況で迎えた参院選。問われているのはー。

 【藤村准教授】
「(自民党の政権奪還から)13年間、自公による政権が続いたわけなんですけれども、これがひとつの、やっぱり大きな時代の締めくくりの段階に入ってるんだろうなと見えているところがありますよね。一強他弱と言われた安倍政権がつくってきた政治だったり政策であったりっていう枠組みが、そろそろ問い直されている時期」

 だからこそ、今回の参院選はこれまでにないほど重いものになるといいます。

 【藤村准教授】
「従来の参議院選挙だって意味はあるんですよ。とっても重たいんだけれども、いつにも増して、この参議院選挙っていうのが重要度が高いという風に思っている。あの辺が転換点だったねっていう24年25年になるのかも知れないですね」

 参院選の投開票は7月20日で、期日前投票は投開票日前日の19日までです。





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