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『【高校】マイコンカーラリー県大会 工業を専門にする高校生が自慢のマイカーで競う 鹿児島県』

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 工業系を専門に学ぶ県内の高校生が一堂に会し、知恵と技術を詰め込んだ自慢の「マイカー」で競いました。

●北記者・リポート
 「いまスタートしましたこちら!一見、ラジコンにも見えますが・・・実は完全自動で走っています」

 加治木工業高校で開かれた「マイコンカーラリー」というこの大会。ロボットには、高校生がプログラミングを施したマイクロコンピュータを乗せています。

 そのため、カメラや赤外線センサーを頼りに、坂道だって直角のルートだってS字カーブだって完全自動で颯爽と走り抜けます。ただ、時にはー。

●川内商工高校・田島煌起さん
 「多分、速度を出しすぎた。欲が出過ぎた」

 直線を走る時は秒速約6メートル。実際の車のサイズに換算するとなんと時速300キロ相当!だからこそ、幅30センチのコースを完走するにはモーターの出力やセンサーの感度など少しのズレも許されません。

 こちらは奄美高校の盛島広翔さん。3部門のうち1つの去年の優勝者で、連覇を目指して自信作=「蜻蛉」を走らせました。

●奄美高校機械電気科・盛島広翔さん
 「途中、結構左右にぶれていたので落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしていた」

 ロボットの製作には1カ月。プログラムの調整にはなんと3カ月を要しただけに目にも力が入ります。コースの難所を次々に抜けると、最後の難関=S字クランクも無事クリアしました。

●奄美高校機械電気科・盛島広翔さん
 「本当に解放感というか、プレッシャーがあったので解放感がすごかったです。努力が報われました」

 卒業後に進む自動車整備の道でも、この経験が活きそうです。

 「何度も調整を繰り返したことでこういう結果につながったと思う。(卒業後も)地道にあきらめずに、自動車の整備や調整を頑張りたい」

 盛島さんを含め、3部門の上位入賞者は、11月に佐賀で開かれる九州大会に出場します。 





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