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『【提訴】新卒看護師の自殺 パワハラを主張 鹿児島県』

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 パワーハラスメントを受けた影響などで自殺したとして、看護師の遺族が医療法人に対し、約1億円の損害賠償を求めて提訴しました。

●原告ら訴訟代理人古川拓弁護士
 「医療法人に償う気というか、お詫びをしたり償ったりする気はありますか?ということをこちらからお話しましたが、それについてはできない責任がないという回答を頂いた。ということで、今回民事の損害賠償請求を提訴した」

 鹿児島地裁に提訴したのは、県内の総合病院に看護師として勤務し、2020年5月に自殺した男性の遺族です。

 訴状によりますと、当時20代の男性は新卒1年目で、先輩看護師のパワーハラスメントや深夜に及ぶ事前学習などの影響で、精神障害を発症し自殺したとしています。

 この件をめぐっては、労災認定を争う行政裁判も続いていて、遺族側は医療法人に対し、約1億円の損害賠償を求めました。

 男性の父親は、「病院には自らの責任を認め体質改善を求めます。息子のような人がもう2度とあらわれないでほしい」とコメントしています。

 男性が勤務していた医療法人は「訴状が届いていないため回答を差し控える」としています。





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