《かごしまのニュース》
『中国 新たな調査船 日本領海に近付き活動 今回で8回目 鹿児島』
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先月から中国の調査船が日本の排他的経済水域=EEZ内で活動を続けているというニュースを連日お伝えしていますが、14日から別の調査船が日本の領海にさらに近づいて調査を行っていることが分かりました。
第10管区海上保安本部によりますと、14日午後7時ごろ徳之島の西約217キロのEEZ内で中国の海洋調査船が海中にワイヤーのようなものを伸ばしているのを巡視船が確認しました。
13日まで奄美大島沖で同様の行動を繰り返していた船とは別の調査船で、日本の領海にさらに近付いています。
巡視船が無線で中止要求をしたところ、ワイヤーのようなものを引き上げましたが15日午前9時現在も海域に留まったままだということです。
EEZ内での活動に対する中止要求は奄美大島沖で、中国の別の海洋調査船による活動が繰り返し確認されていて、外務省は中国政府などに対し即時、中止するよう抗議しているということです。
先月もお伝えしていますが、安全保障の専門家によると、中国政府の調査船は、国際ルールを無視してレアアースやレアメタルなど海底資源や、水産物の調査を行っている可能性が高いということです。
一方で、経済活動を隠れ蓑に潜水艦作戦や対潜水艦作戦に必要な海流や水温の調査など、軍事目的の調査の可能性も見過ごしてはいけないと指摘しています。
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