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『50cc以下の原付 生産今月まで 「生活の足」惜しむ声も 鹿児島』

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この秋、値上げや制度の変更など身の回りで様々な変化が起きていますがこちら、生活の足となる原付バイクもそのひとつです。

排ガス規制の強化により50cc以下のバイクの生産が今月で終了となり惜しむ声も上がっています。

登下校を支える”相棒”、「スーパーカブ」。
種子島では多くの高校生が原付バイクで通学しています。

【種子島高校の生徒】
「結構、遠い距離から通学している。中種子から通っている」

「生活の足」として愛されてきた原付バイクですが、来月以降、新たな排ガス規制が適用され、50cc以下の原付一種は今月で生産が終了します。

【種子島高校の生徒】
「この高校の文化がなくなるかもしれないのでさみしい気持ちでいっぱい」

原付バイクで通勤する人はー。

【男性】
「やっぱり便利。すぐ乗れてすぐ降りられて、ガソリン代もそんなにかからないので助かっている」

【小田アナウンサー】
「鹿児島市のバイク専門店です。店では原付1種が販売されていますが、新車の入荷は来月上旬ごろまでとなりそうです」

生産終了を受け、先月末ごろから駆け込みで購入する人も増えているといいます。

【山口ホンダ 山口 憲久店長】
「生活の足という方が多いので原付の50ccがなくなると心配している」

原付一種に新たに追加されるのが、排ガス規制に対応した「新基準原付バイク」。
125cc以下で最高出力4.0kW以下、近く発売時期が公表される予定です。

【山口ホンダ 山口 憲久店長】
「(新基準原付は)原付一種より一回りほど大きくなるので、原付一種に乗っている方は使いづらい面が出てくる。5万円から6万円ほど上がると思う」

電気で走るEVバイクも選択肢のひとつですが…

【小田アナウンサー】
「こちらの価格は32万円ほど。原付バイクと比べるとやはり高くなります」

新基準原付は現在の原付免許で運転できますが、125cc以下でも最高出力が4・0kWを超える原付二種は別に免許が必要です。

【山口ホンダ 山口 憲久店長】
「原付二種を乗れるようになるのではないかと話を聞きに来る方が多いが、原付二種は乗れないという説明をいつもしている」

詳しくは警察庁のホームページなどで確認してください。

通学もですが配送業など仕事で使う企業も買い替えのコスト増といった影響が出てきそうです。





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