《かごしまのニュース》
『拉致問題シンポジウム 被害者家族「言葉を武器にして戦い続ける」 鹿児島』
※画像をクリックするとスタートします。
拉致問題に関する政府主催のシンポジウムが開かれ、全国の中高生を対象にした啓発作文コンクールで川内高校2年生の作品が最優秀賞に選ばれました。
シンポジウムは今月10日から16日までの北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせて政府主催で開かれたものです。
木原官房長官や拉致被害者の家族会代表で横田めぐみさんの弟拓也さんらが出席しました。
【北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田拓也 さん】
「金正恩委員長、あなたの前の世代で今も人質として拘束されている全拉致被害者を新しいあなたの代であなたの決断を持って速やかに解放してください。私は絶対に諦めません。言葉を武器にして戦い続けます」
シンポジウムでは拉致問題の作文コンクールで最優秀賞を受賞した川内高校2年の羽島奈穂さんが表彰を受けました。
羽島さんは中学生のころに拉致問題に関心を持ち、今も1978年に日置市の吹上浜で拉致された市川修一さんの兄、健一さんと署名活動などを行っています。
【川内高等学校2年 羽島奈穂 さん】
「私は拉致被害者の皆さまにこう伝えたい。一緒に頑張りましょうと。これからも楽しい青春を希求する日本の若者として声をあげ続けたい」
なお、甲南高校2年の福留豪希さんの作文も優秀賞に選ばれました。
拉致問題を巡っては2002年に5人の拉致被害者が帰国して以降、こう着状態が続いています。
拉致問題担当大臣を兼務する木原官房長官は「最後の担当大臣になるという強い覚悟を持って全力で取り組む」と解決に向けた決意を示しました。
Copyright(C)
KKB鹿児島放送
All rights reserved