《かごしまのニュース》

[ニュースTOP]へ

『県独自の宿泊割始まる 初日で受け付け終了の施設も 土産物店にとっては不十分? 』

※画像をクリックするとスタートします。
Tweet

熊本地震で打撃を受ける観光業界を支援する県独自の宿泊割が14日から始まりました。初日ですでに予算の上限に達し、受け付けを終了している宿泊施設もあります。

事業費およそ4億5200万円。
14日から予約の受け付けと割り引きが始まった「かごしま観光応援割」は、県内に宿泊するすべての人を対象に上限1人あたり2万円、一律で6割を宿泊料金から割り引くというものです。

期間は来月13日までですが、県や宿泊施設によりますと鹿児島市の城山ホテル鹿児島や、鹿児島サンロイヤルホテルなど早い時間に予算が上限に達しすでに受け付けを終了している施設もあるということです。

こちら、霧島市のザ・パルス霧島では…

【ザ・パルス霧島 金田 幸二 総支配人】

「8分です。はい。8分です。」

午前10時の開始後8分で予約枠が完売したといいます。

ただ、県独自の宿泊割が終わっても来月には政府が実施を計画する宿泊割が控えています。


一方こちらは南九州市の土産物店。こちらにも14日から強い追い風かと思いきや一概にそうとも言えないようです。

【知覧パラダイス 松岡 光政 社長】
「宿泊をしてもらえたら観光(業界全体)が潤ったり、観光復興に直接つながったりすると僕は思っていない。宿泊支援とは別に観光支援のなにかしらの事業が必要と思ってる」

知覧特攻平和会館のすぐ近くにある知覧パラダイス。県外からの団体客などが食事や土産選びを楽しむ場所ですが、地震後に4500人ものキャンセルが出ています。
売り上げにするとおよそ1500万円。
宿泊支援による間接的な恩恵だけでは簡単にまかなえません。

【知覧パラダイス 松岡 光政 社長】
「例えば、指宿の人が霧島のホテルに泊まりに行きました。帰りにお土産物屋さんに寄って、かるかんとさつま揚げを買って近所に配るかって言われた時になかなか想像つかないですよね」

今回の支援は県民が県内の宿泊施設を利用する時も対象。
そうしたなかで土産物店などにどれだけの良い影響があるかは計算できないと言います。
求めるのはー

【知覧パラダイス 松岡 光政 社長】
「宮崎県が(地震前から)としてクーポン事業をやっている。観光地・飲食店・土産物店で使えるクーポン」

土産物店や飲食店にとって直接的な支援になるクーポン事業。地震を受けて始まったものではありませんが、宮崎では観光需要の喚起策として1泊あたり3000円のクーポンを発行するキャンペーンを行っています。

5年前には鹿児島でも新型コロナウイルスの影響を踏まえ、1人1泊当たり最大2000円分のクーポンを付与しました。

【知覧パラダイス 松岡 光政 社長】

「宿泊支援をまずやるというのは絶対必要。県民割にしろ何にしろ。だけど、それで『観光ももう安心だ』とはなってないですよ。あと一歩進んで別の手だてを打たないと観光地の支援は追いついていかないと思います」

県は現時点でクーポン事業などは予定していないということです。





Copyright(C)
KKB鹿児島放送
All rights reserved