木村大作監督、大スターを回顧
今年、没後10年を迎えた高倉健さんの主演映画『駅 STATION』でキャメラマンを務めた木村大作監督(85)が、7日から22日まで東京・銀座の丸の内TOEIスクリーン2で開かれた「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」初日、『駅 STATION』の舞台あいさつに登壇した。
【写真】映画のポスターも…!懐かしい写真の前で取材に応じる木村大作監督
木村監督は「健さんを表現するのに、昔はオーラのある人と言えば伝わった。しかし、今はいろんな人を表現するのにオーラがあると使われる」とし、「一言で言えば、"ただただすごい人"。すご過ぎて対面できない。そんな人はこれからも出てこないだろう」とその唯一無二性を熱弁した。
また、「スタッフまで指名するのは、健さんしかいない。エグゼクティブプロデューサーのような役目を果たし、健さんがOKしないと、その作品は完成しない。俳優を超えたところにいた人だった」と表現。自身が出演していないシーンでも、現場にいて、いつも立っていたことを明かし、「俳優さんはもちろん、スタッフ一人一人をすごく見ていた」と映画に人生をささげた高倉さんの功績をたたえた。
そのほか、『駅 STATION』撮影時の思い出や、高倉さんとの交流を振り返った。
「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」では、これまでデジタル上映されなかった『花と嵐とギャング』『悪魔の手毬唄』『ジャコ萬と鉄』『狼と豚と人間』『山口組三代目』『現代任侠史』など10本の初デジタル上映作品をはじめ、鶴田浩二、藤純子の主演作品に客演した「脇役でも輝く健さん」作品、また東宝・松竹・KADOKAWA配給作品も含む19作品をデジタル上映している。
(提供:オリコン)
11月7日 16時38分配信
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