南大隅町

2020.7.31 OA
南大隅町から発信 地域活性化へ

大阪で生まれ、15歳まで佐多で育った黒木靖之さん。長く大阪で化粧品に関わる仕事をした後、南大隅町へ戻り、5年前にオーガニックコスメの会社を設立。亜熱帯と熱帯が混在し、およそ4000種類の植物が群生するこの地域で、植物由来の化粧品を作り出している。食の宝庫という鹿児島県の資源を最大限に活かすべく、食べ物のように口にしても大丈夫な商品をコンセプトに持つ。地元農家と協力して、ハーブの栽培や出荷できない果実を利用した商品づくりに取り組み、農業の活性化や南大隅町特産品のPRに一役買っている。工場は、廃校した小学校を利用し、建物保全につなげるほか、雇用の送出など関係人口の増加につながっている。そして、今後はモノづくりの観点で、化粧品制作のワークショップで観光にもつなげようとしている。自然豊かな南大隅町だからこそできる仕事だという黒木さんの地域に貢献する姿を紹介する。

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