鹿児島市
2020.9.4 OA
災害に備えるフードバンク
鹿児島市にある2011年3月に設立されたフードバンク団体、 特定非営利活動法人フードバンクかごしまの代表理事の原田一世さん。原田さんは東日本大震災をきっかけに災害が発生した時の為に何ができるのかと考えて、食料の備蓄を行う為にフードバンクという形式をとり災害発生に備えている。災害が起こる前から企業と連携することで食料を備蓄し、県内の障害者施設や高齢者施設に定期的な食料提供をしつつ防災に備える活動を行っている。桜島にある廃校では防災拠点となる食料備蓄所を設置し、高齢化や人口減少などの問題を抱える地域の住人とも連携を行い、災害が起こった時の為の対応策をとると共に、地域活性化まで行いたいと考えている。フードバンクという形態で企業・県内団体・地域との日常的なコミュニケーションをとりながら災害に備える活動を行っている原田さんは将来的にはこの活動を次世代に繋げていきたいと考えている。