再審漂流 証拠隠しとやまぬ抗告

1979年に鹿児島県で起きた「大崎事件」。殺人などの疑いで逮捕された
原口アヤ子さんは無実を訴え、裁判のやり直しを求めている。
再審請求では、無罪につながる証拠が新たに見つかり、再審開始決定が出されるケースがある。弁護団は、2回目の請求で検察と警察に対して、未提出の証拠を開示するよう求めたが「見当たらない」などと回答。鹿児島地方裁判所も勧告や命令を一切行わなかった。ところが、のちに存在することが判明。
真実の究明や救済を遠ざける再審制度の問題点やあり方を考える。

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無実を訴え続ける原口アヤ子さん

原口アヤ子さんと袴田巖さんの姉 秀子さん

1回目の再審請求(1995年)

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