放送日
9/9
「みんなで学ぶ、支える、認知症」をご紹介します。
みんなで学ぶ、支える、認知症
9月は世界アルツハイマー月間です。今回のかごしま元気BOXは「みんなで学ぶ、支える、認知症」についてお伝えします。もし、家族や自分が認知症になってしまったら、どうしようと思いますよね。認知症について認知症支援室の方にお話を聞きました。
Q 認知症とは何ですか?
A 認知症とは、脳の病気や障害が原因で、記憶力や判断力が低下し、生活する上での支障が継続している状態のことです。認知症は、「もの忘れ」とよく比較されます。「もの忘れ」は、体験したことの一部のみを忘れることで、例えば、今日の朝ごはんで何を食べたかを覚えていない、という状態ですが、認知症は体験したこと自体を忘れるので、朝ごはんを食べたこと自体覚えていないという状態になります。
Q 認知症の方への対応、家族への支援はどうすればよいですか?
A 認知症の人への対応は、相手に応じて様々な方法があり、正解はありませんが、代表的な心得として、“3つの「ない」"をご紹介します。
1つ目は、急がせない
2つ目は、驚かせない
3つ目は、自尊心を傷つけない
後ろから声をかけたりせず相手のペースに合わせて、やさしく笑顔でゆっくりと対応することが大切です。また、認知症の方のご家族にとって大切なことは、悩みや不安を一人で抱え込まないようにすることです。戸惑いがあるかもしれませんが、地域や介護サービスの力を借り、肩の力を抜きながら進めていきましょう。
Q 鹿児島市ではどのような取り組みを行っていますか?
A 市では認知症になっても住み慣れた地域で暮らせるまちづくりを目指して、小学生以上を対象とした、認知症について正しく理解するためのサポーター養成講座を行っています。また、認知症への理解を深めてもらうため、民間企業や関連団体と協力し、イベント開催なども行っています。マルヤガーデンズでは、認知症に関する映画の上映会に向けて、各団体が集まり話し合いが行われました。ガーデンズシネマでは、9月17日(土)から、認知症に関する映画を上映します。ぜひお越しください。
ガーデンズシネマ
9月17日(土)〜9月23日(金・祝)
・毎日がアルツハイマー
・毎日がアルツハイマー2
・毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル
お問い合わせ ○ 認知症かなと思ったら 長寿あんしん相談センター(鹿児島市内20カ所) 【TEL】 099-813-1040 【FAX】 099-813-1041 ○ 介護について不安のある方 認知症の人と家族の会・鹿児島県支部 【TEL】099-257-3887 【FAX】099-251-3928