放送日
12/9
「ふるさと考古歴史館で、谷山の中世史を学ぼう」をご紹介します。
ふるさと考古歴史館で、谷山の中世史を学ぼう
今回のかごしま元気BOXは「ふるさと考古歴史館で、谷山の中世史を学ぼう」をお伝えします。
【谷山本城跡】
鎌倉時代の終わりから南北朝時代の間に作られた山城。谷山氏が約200年の間、居城としていた。特別企画展では、谷山城跡周辺の遺跡の発掘調査で出てきた出土品を展示。
【南朝方豪族谷山氏の旗】
谷山氏が北朝方との戦いで用いたと伝わる旗。絹地に谷山氏の紋章が染めこまれている。谷山氏は薩摩半島における南朝方の中心人物の一人で、北朝方の島津氏との数々の激戦を繰り広げたそうです。
【タイ産黒褐釉四耳壺】
15世紀後半〜16世紀前半に東南アジアのタイで作られた壺。貿易の時のコンテナとして、綿花や香辛料を入れて運ばれてきたといわれている。現在の沖縄県である琉球との交易で入手されたもの。
【土師器廃棄坑出土坏・小皿】
谷山小学校近くで発見された北麓遺跡から発掘された坏や小皿。土師器と呼ばれる粘土を焼いた器で、宴会や儀式の際に1度だけ使われて廃棄されたものだと考えられている。北麓遺跡では、約2000点の土師器がまとまって捨てられていたことから、谷山氏が相当な財力・権力を持っていたと考えられる。
すわ、谷山!中世・谷山城跡とその周辺
開催日時
2023年1月22日(日)まで開催 午前9時〜午後5時
休館日
月曜日(休日の場合は翌平日)、12月29日〜1月1日
観覧料
無料(ただし、常設展示は、小・中学生150円、高校生以上300円)
お問い合わせ
ふるさと考古歴史館
【TEL】099-266-0696