路線価「天文館電車通り」2年連続上昇 県内平均は32年連続で下落 鹿児島県


 相続税などの基準となる土地の価格「路線価」が発表され、県内で最も高い鹿児島市の「天文館電車通り」は2年連続で上昇しました。

 標準宅地の評価基準額の県全体の平均変動率は去年を0.7パーセント下回り32年連続の下落で、去年のマイナス0.2パーセントと比べ下落幅が拡大しています。

 県内で路線価が最も高かったのは32年連続で鹿児島市東千石町の「天文館電車通り」で1平方メートルあたり92万円でした。去年を1.1パーセント上回り、2年連続で上昇しています。

 不動産鑑定士によりますと、鹿児島市では再開発などで地価が上昇した地点もある一方、都市部以外では人口減少などで土地の需要が減り地価が下落していて、そうした状況が路線価に影響しているということです。

 路線価は国税庁のホームページで閲覧できます。

 
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