西之表市と奄美市 遠泳に絡む死亡事故 事故原因は?安全管理体制は十分?鹿児島県


 6月29日と30日、種子島と奄美大島で遠泳大会に絡む死亡事故が相次ぎました。海上保安署は事故の原因や安全管理などに問題がなかったのか調べています。

 種子島海上保安署によりますと、29日西之表市の浦田海水浴場で地元小学校の遠泳大会の練習に参加していた男性が死亡しました。

 死亡したのは西之表市の団体職員・下江隼人さん(41)で、死因は溺死でした。

 西之表市教委によると、練習の参加者はおよそ220人で、下江さんは子どもたちの伴泳者として参加していましたが、浮き具や救命胴衣は着けていませんでした。

 種子島海上保安署によりますと、下江さんが泳ぎ始めたのは午前10時10分ごろ、そのおよそ20分後に波打ち際からおよそ10メートル沖合の海面にうつ伏せで浮いているところを発見されました。

 29日は本番とは異なるコースで、監視員4人が2隻にわかれて監視していましたが、事故には気付かなかったということです。本番は11隻で監視するということです。

 種子島海上保安署は事故の状況や安全管理に問題がなかったか調べています。

 遠泳をめぐっては、30日奄美市でも、大会に一般参加した56歳の男性が死亡しています。

 
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