県警と県公安委員会の座談会 相次ぐ不祥事 再発防止に向けて 鹿児島県


 現職の警察官の逮捕など相次ぐ不祥事を受けて、県警の職員と県公安委員会の委員が意見を交わす座談会が開かれました。

【県警 野川明輝 本部長】
「郷土・鹿児島の安心安全を守るという志であるとか、自分が選んだ仕事・職場に対して誇りを持ちたいという思い、これについては経験年齢に関係なく、全ての職員が対等な立場に立つことができるものでございます。本座談会において忌憚のない意見がかわされることを期待しております」

 座談会には、県公安委員会の委員に加えて、県警本部や鹿児島中央警察署など鹿児島市内の3つの警察署に配属されている警察官ら合わせておよそ20人が参加しました。

 今年4月以降、現職警察官や元幹部4人が逮捕されるなど、不祥事が相次ぐ鹿児島県警。

 今月中にも再発防止策を取りまとめるとしていて、冒頭以外は非公開で開かれた座談会では「幹部への教養・研修を検討してもいいのでは」「悩みを個人任せにするのではなく、組織が関わっていくようにしたらいいのではないか」などの意見が出されたということです。

 県公安委員会の石窪奈穂美委員長は冒頭のあいさつでー

【県公安委員会 石窪奈穂美 委員長】
「組織とはすなわち人でもあります。今後策定する対策を真に実効性のあるものとするためには、県警で働く全ての職員が共有する思いもまた対策に反映されなければなりません」

 今回の座談会は40歳以上か県警職員として採用されてから15年以上の中堅職員を対象としたもので、あす以降は若手や女性を対象とした座談会も予定しているということです。

 
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