川内原発 4日から20年運転延長入り 薩摩川内市長らが九電に安全の徹底要望 鹿児島


41年前、川内原子力発電所は1号機が初めて臨界に達し、1984年の7月4日に営業運転が始まりました。

原則40年を経て、最長20年の運転延長が4日から始まります。

これを受けて3日、原発が立地する薩摩川内市の田中市長と市議会の大田黒議長は川内原発を訪れ、安全な運転管理の徹底などを九州電力に要望しました。


【川内原子力総合事務所 大久保康志 所長】
「安全性を高めるような地道な作業を継続的に行い、(市民に)わかりやすく説明することが必要だと考えている」

【薩摩川内市 田中良二 市長】
「さらなる安全な運転管理の徹底と、市民の皆様への丁寧な説明をさらに求めるステージ、時代に入ったと認識している」


一方、鹿児島市では核廃絶や原発反対などを訴える「非核平和行進」が行われ、約50人が核のない世界の実現を訴えながら、市内を練り歩きました。


【県護憲平和フォーラム 下馬場学 代表】
「福島の事故から13年経っても、2万7千人がいまだに家に帰れない。先祖代々、耕した肥沃な土地を失っている。一刻も早く、核も、原発も、戦争もない社会を目指していきたい」

非核平和行進は、熊本・宮崎にバトンをつなぎ、8月、長崎での原水爆禁止世界大会を目指します。

 
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