県の新総合体育館 入札不調 鹿児島県


 県は、新たな総合体育館の整備の入札について、民間事業者からの応札がなく不調に終わったと発表しました。

●塩田知事
 「スポーツコンベンションセンターについては、これまで様々な議論をして事業者とも意見交換を重ねながらここまで来ましたが、こうした結果になったことは残念に思う」

 県は、本港区のドルフィンポート跡地に新たな総合体育館を整備する計画で、資金調達から施設の建設、管理運営までを民間事業者に委託する「PFI方式」の導入を決めています。

 入札に参加する事業者は、27日までに提案書を提出する手順でしたが、これまでに手を挙げていた2グループが辞退したということです。

 県によると、今回のように入札が成立しなかった場合、他県では事業費の増額や内容の見直しといった事例があるということです。

 県は、来月をめどに事業者にヒアリングをして今後の進め方を検討する方針で、最大313億円を見込む事業費の変更や、2029年を予定する開業時期が遅れるかどうかは現時点でわからないとしています。

 
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