出水市で「チョイソコいずん」運行開始 AIで最適ルート設定 谷山では乗合サービス実証実験 鹿児島


地域で交通手段の確保が難しくなっている中、AIを使った乗合送迎サービスが出水市で運行を始めました。


出水市や鹿児島トヨタ自動車などが提供する、その名も「チョイソコいずん」。

地域の交通不便の解消、高齢者に外出を促すといった目的で始まった予約型の乗合送迎サービスです。

公共交通機関のような決まったルートや時刻表はなく、会員登録した利用者が希望の目的地や時間帯で予約を入れると、専用システムのAIが最適なルートを設定し、効率的に運行します。


【鹿児島トヨタ自動車 諏訪純 副社長】
「人の移動が増えることで、地域交通の活性化につながると思う」

【出水市 椎木伸一 市長】
「公共交通をみなさんの知恵をいただいて改善できたことは大変ありがたい。またこれをさらに前へ前へ進めていきたい」


10月から3か月間は無料でサービスが提供されます。


こうした乗合サービスは、志布志市などでも数年前から運用や実証実験が行われていますが、先日、都市部である鹿児島市の谷山地域で利用体験会が開かれました。


【鹿児島市交通政策課 児玉博史 課長】
「日常生活の交通手段の確保が私たちの課題、山間部などで運行しているコミュニティバスの運行の見直しなどを検討していく中で、効果を検証していきたい」


実証実験が10月から今年一杯にかけて行われ、大人は200円から500円、子どもは半額で利用できます。

 
「KKBみんながカメラマン」