県議会 県警の再発防止策を調査 県警「虚偽答弁は考えられない」鹿児島県


 相次ぐ不祥事を受けて県警が策定した再発防止策を巡り、県議会の常任委員会で調査が行われました。

 県警では今年4月以降、不同意わいせつなどで現職警察官3人が逮捕され、裁判で有罪判決が確定しているほか、情報漏えいの疑いで元幹部が逮捕され、野川明輝本部長の隠ぺいを主張するなどしています。

 2日の県議会総務警察委員会では県警が8月に策定した再発防止策について、進捗状況や今後の取り組みに対する調査を行いました。

 冒頭で県警の担当者から本部長など警視正以上で構成する改革推進委員会を先月末までに5回開き、首席監察官による警察署への巡回教育のほか、本部長への事件報告などの際、複数の関係幹部が同席し情報を共有するなどの取り組みを進めているとの報告を受けました。

 県議会では強い調査権をもつ百条委員会の設置を求める決議案が提出されています。

 百条委委員会でうその証言をした場合、禁錮刑などを科せられる場合もあり、委員からは県警に対しこれまでの答弁が変わることはないかとの質問も。

【牛垣首席監察官】
「我々は時々の委員会におきましては知りうる範囲で誠実かつ丁寧に答弁しているつもりですので、こういった答弁が変わることはないし、偽証罪云々の前に虚偽の答弁があること自体が考えられないと考えております」

 県警の再発防止策の調査は3日も行われます。

 
「KKBみんながカメラマン」