LINEで投資勧められ…SNS型詐欺 鹿児島県内被害約12億円


 SNSを使った投資詐欺・ロマンス詐欺が全国的に急増し、鹿児島県内では今年に入って被害総額がおよそ12億円に上っています。

 SNS型詐欺の県内における被害は、県警が確認できているだけで、今年に入り先月末までに135件、被害総額はおよそ11億8300万円に上ります。
 先月の1ヵ月間で18件、およそ9300万円被害が増えています。

 県警が23日に公表したのは、こんな手口です。
 40代の男性は今年3月、出会い系サイトで「kotomi」と名乗る人物からダイレクトメッセージを受けました。
 LINEでやり取りを重ねて恋愛感情を抱いた男性は、「お金をたくさん持っていた方がいい。アメリカドル建ての投資を始めたほうがいい」などと投資を勧められ、投資用アプリで指定口座に10万円を振り込みました。
 「利益が出た」という通知を受けた男性は信じてしまい、あわせて15回ほど、およそ1200万円をだまし取られました。

 会ったこともない相手からの現金の要求やもうけ話は詐欺を疑い、家族や警察に相談してください。

 
「KKBみんながカメラマン」