鹿児島空港 航空機事故対応訓練 羽田空港での事故を教訓に


 もしもの事態に備えて鹿児島空港で航空機事故を想定した訓練が行われました。

 今年1月、羽田空港では日本航空機と海上保安庁の機体が衝突する事故があり火災が発生。

 日本航空機に乗っていた乗員乗客あわせて379人は全員無事でしたが、海上保安庁の職員5人が犠牲になりました。

 24日鹿児島空港ではもしもの事態に備え、緊急着陸した機体で火災が発生したことを想定した訓練が行われ、空港職員や消防などおよそ150人が参加しました。

(北 遥希記者)
「このバスを航空機に見立てて訓練が行われています。現在、取り残されてた人を救助すべく、消防や自衛隊による救出作業が続いています」」

 訓練ではけが人の重症度に応じて治療の優先順位を決めるトリアージも実践され参加者は緊急事態への対応について声を掛け合いながら確認していました。

(訓練参加者)
「消防や警察と連携して訓練することは少ないので、このような場を設けてもらえてよかった」

(鹿児島空港事務所 永藤 成明 所長)
「今まで長い間 定期便に関わる事故は国内では起きてこなかったので、航空機事故に経験がない職員が大多数 そこを踏まえた上での訓練になった」

 
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