大学でSDGsについて学ぶ知事講演 鹿児島県


塩田知事を講師に招いて、県の政策をもとにSDGsについて学ぶ講演会が、鹿児島市の大学でありました。

これは、鹿児島市の志學館大学がSDGsをテーマにした授業の一環として20日、開いたもので、学生らおよそ350人が参加しました。

「県民とつくる鹿児島の今と未来」と題した講演会では、塩田知事が県の主な政策を紹介しながら、それぞれの政策とSDGsの目標(ゴール)との関係について説明しました。

 この中で、鹿児島の目指す姿や施策展開の基本方向などをまとめた「かごしま未来創造ビジョン」の柱の一つ、「農林水産業の『稼ぐ力』の向上」に関しては、2022年の県の農業産出額が5114億円で全国第2位の食料供給基地になっていることに触れながら、目標2の「飢餓をゼロに」や目標14の「海の豊かさを守ろう」などを関係するものとして示しました。

 講演の後の意見交換会で、参加者から若者世代に取り組んでもらいたいSDGsについて質問が出されると塩田知事は、SDGsは多岐にわたっているので、それぞれの状況に応じたもので良いのでは とした上で、身近にできるものとしてゴミの分別やこまめな省エネ活動などを例に挙げ、一人ひとりが行ってまとまると大きな取り組みになると話していました。

 志學館大学では来年1月下旬までに「環境と人類の未来」や「平和」などをテーマにしたSDGsの授業を予定しています。

 
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