鹿児島県警 初めて外部識者による研修 不祥事の再発防止へ ハラスメント研修


 相次ぐ不祥事の再発防止を検討する県警の改革推進委員会が開かれ、外部の専門家を招いたハラスメント研修が行われました。

 県警幹部11人が参加した改革推進委員会に外部から初めて招かれたのは、ハラスメント対策に詳しい専門家です。

■県社会保険労務士会 三輪全子 会長
「どのようにすれば各種ハラスメントを生じさせない組織の運営ができるかというテーマについて議論を重ねることで県の警察幹部の皆さまの理解が深まる場となればと考えております」

 警察関係者が相次いで逮捕されたことを受け、県警が今年8月に発表した再発防止策の柱がこの「改革推進委員会」です。本部長と部長ら幹部のみで構成され、冒頭以外、非公開でしたが、26日はハラスメントを防ぐために必要な取り組みなどを専門家を交えディスカッション形式で話し合ったということです。

■県警 岩瀬聡 本部長
「一連の非違事案では、幹部職員が事案を的確に判断し、それに応じたきめ細かい状況の確認やその結果に応じた指示、部門間の連携が不十分であったことが指摘されています。」

 また幹部らおよそ100人を対象に行われた研修では、問題を早期に発見し対処するための組織マネジメントを学びました。

■鹿児島西署 中尾直毅 副署長
「まずは幹部の立場にある私たち自身が部下からそういった話をしてもらいやすい雰囲気づくり・職場環境作りに取り組んでいきたいなと思っております」

 県警では11月22日にも30代の巡査部長が16歳未満の少女と性交したとして懲戒免職となっていて、25日岩瀬本部長は会見で謝罪しています。

 
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