イチゴに異変?熟すのが早すぎて小ぶりのものばかり…原因は記録的猛暑
これから旬を迎えるイチゴ、県内でも多くの農園で栽培されていますが、今年は異常が起きているようです。
いちき串木野市の農園、「いちごハウス木場」では毎年この時期、イチゴ狩りの開園式を行っています。
園児も訪れ真っ赤なイチゴをパクリ。
辺り一面に赤と緑のグラデーションが広がります。
今年も13日に開園式が予定されていましたが農園は急きょ、中止を決定しました。
泉水アナウンサー
「見て下さい、いちご一粒一粒を見てみると、なっている実が少し小さいように感じます」
実っているイチゴをよく見ると…小ぶりなものばかりで大きなイチゴはほとんどありません。
いちごハウス木場 木場俊介代表
「いちごは大・中・小となっていくんですけども、12月の上旬くらいに小のサイズがもうなり始めてですね。全体的に小さいし少ないのかなという感じで今年のイチゴ狩りのオープンが中止になったという経緯があります」
イチゴの成長を妨げていたのは暑さ。
鹿児島県では今年、各地で30℃を超える真夏日の日数がもっとも多く記録的な暑さとなりました。
この暑さで例年よりも2週間ほど早く熟してしまい大きなサイズに育っていないといいます。
「ちょうどケーキ屋さんに欲しいサイズなんです。これも来週くらいに色づくんですけど、そこまで沢山(実が)なっていない状態です。」
いまは再来週に控えるクリスマスに向けて直接契約しているケーキ屋さんに卸すのが精一杯でそれも半分の量に減らしているといいます。
イチゴ狩りについては年明けには開きたいとしています。
イチゴ狩りのオープン時期や状況については電話などで事前に確認してほしいということです。