JR川内駅で貨物列車が脱線 一部区間で終日 運転見合わせ 鹿児島県
12日未明JR川内駅で貨物列車が脱線しました。けが人はいませんが、一部区間が終日、運転見合わせとなりました。
12日午前3時ごろ、熊本駅から鹿児島駅に向けて運行していた12両編成の貨物列車がJR川内駅で脱線しました。乗客はおらず運転士にけがはありませんでした。
この事故でJR鹿児島線の川内ー隈之城間は終日、運転を取りやめていて、運転再開の目途は立っていません。
事故を受けて国の運輸安全委員会は調査官2人を現地に派遣し、脱線した原因などを調査しています。
●JR九州 海老原毅鹿児島支社長
「お客様、関係者の皆さまに大変なご迷惑をかけてしまいました。申し訳ございません」
JR九州とJR貨物は先ほど会見を開き、脱線した場所の説明や現状を報告しました。報告によると列車は別の線路に進むための分岐器付近で先頭の機関車と貨物を乗せた貨車2両の合わせて3両が脱線し、11日実施した設備点検ではレールに異常は見られなかったということです。
また、JR貨物によりますと脱線した列車は食料品関係の貨物を中心におよそ50のコンテナを運んでいて、復旧作業が終わり次第、貨物の救済を進めるとしています。
JR九州によりますと脱線事故により普通列車65本が運休し、およそ7000人に影響がでたということです。
また、JR鹿児島線の川内ー隈之城間は13日も始発から運転を見合わせるということです。