五輪金の杉野選手 母校へ凱旋 メダリストが後輩へ伝えたのはー
けさ、鹿屋体育大学を訪れたのは、この夏、世界を沸かせたパリオリンピック体操男子団体で金メダルを獲得した杉野正尭選手。
杉野選手が13日母校を訪れたのは、それぞれの専門を極めようと頑張る後輩たちに自身の経験を伝えるためでした。
(平手 アナウンサー)
「鹿屋体育大学の講堂に集まった多くの学生たち。この大学出身の金メダリストは後輩たちにどんな言葉をかけるんでしょうか?」
大きな拍手で迎えられた杉野正尭選手。
鹿屋体大生約350人を前に、金メダルを獲得するまでの自身の経験を語りました。
(パリ五輪体操男子団体金メダリスト 杉野正尭 選手)
「努力の量も思いも誰よりもあったと思うけど、(日本代表に)なれなかった。その試合中、(落選が)決まった瞬間、悔しすぎて泣いた」
実はパリ五輪の代表に選ばれるまで日本代表になれず、3度の補欠を経験したという杉野選手。
諦めずに進んでこられた理由はー。
(パリ五輪体操男子団体金メダリスト 杉野正尭 選手)
「夢の実現は山登りと同じだと思って進んできた」
信念のもと掴んだ代表の座。
杉野選手は団体戦最終種目でも諦めない心で完璧な演技を披露し、金メダルを手にしました。
(パリ五輪体操男子団体金メダリスト 杉野正尭 選手)
「(自分を信じて)がむしゃらに頑張ることは本当にダサくないし、皆さんもがむしゃらに頑張ってほしい」
(鹿屋体育大学2年生)
「自分もカヌー競技でオリンピックを目指しているので、すごく励みになった。がむしゃらに頑張ります」
(パリ五輪体操男子団体金メダリスト 杉野正尭 選手)
「(後輩が)今後より良い競技・学生生活を送れるように願いを込めて伝えられたのでは。僕もがむしゃらにこれから次のオリンピックに向けて頑張っていくので、学生と一緒の思いでその時間を過ごしていきたい」