パリ五輪・岡澤セオン選手が鹿実に! 高校生にエール 「失敗はカッコ悪くない」 鹿児島
パリオリンピックに出場したボクシングの岡澤セオン選手が高校生に熱いエールを送りました。
タイトルベルトをかついで鹿児島実業にやってきたのはパリオリンピック・ボクシング日本代表の岡澤セオン選手です。
講演会は、県産のお米を食べて健康的な体を作ってほしいと企画されたもので、海外遠征の時も欠かさずお米を持っていくという岡澤セオン選手が、鹿児島実業で部活動に励む生徒たち約100人に語りました。
【パリ五輪代表 岡澤セオン 選手】
「お米はもちろんエネルギーになる部分もあるけど、タンパク質もあるし、お米のパワーで体づくりもできた」
遠征費がかさみ、あまり余裕のない時期も「お米」に支えられたとと話し、自身の経験をもとに、苦しい時期も頑張り続けるためのヒントを伝えました。
【パリ五輪 岡澤セオン 選手】
「俺の才能が開花したのは(競技を辞めるか迷った)1年後だった。あそこで辞めていたら本当にもったいなかった。みんなももしかしたら明日(開花する)かもしれない。あさってかもしれない。30歳かもしれないと思って頑張ってほしいし、辞めるのは本当にやりきったと思える時にしてほしい」
東京とパリ、ふたつのオリンピックでの挫折も踏まえてこんな言葉も飛び出しました
【パリ五輪 岡澤セオン 選手】
「俺は勝ってきた人じゃない。こういう所に来るのは金メダリストだよね。金メダル取ってないし、俺だから言える。頑張ることはダサいことじゃないし、結果が出なくても大丈夫。見てくれている人は絶対いるし、諦めないでほしい」
【鹿児島実業 2年生】
「失敗はカッコ悪いことじゃないという言葉が1番印象に残った。(部活で)上手くいかないことも多いと思うけどチャレンジ精神を忘れず部活に打ち込みたい」