春の九州高校野球 出場・神村学園 鹿児島


今週土曜日に長崎で春の九州高校野球が開幕します。
県内36連勝中の神村学園が九州チャンピオンを狙います。

■ 今岡拓夢 主将
「県大会を通じて、隙だらけでしたし、課題も見つかった。このままでは九州大会で甲子園で戦ったチームに勝てないと思うので、短い間でも成長できるように全員でやっていきたい」

県勢初となった2年連続、夏の甲子園ベスト4の神村学園。
おととしの県選抜大会から県内では36連勝中と負けなしです。

今年春のセンバツを逃し4季連続の甲子園出場とはならなかったものの、日本一を狙う姿勢は変わりません。

去年、甲子園のマウンドに立ったエース早瀬。この冬、ケガに苦しみましたが、県大会では初めて挑戦したリリーフでも順調な仕上がりを見せています。

■ 早瀬朔 投手
「(投げられない)1カ月をうまく利用して体づくりや筋力アップの期間にすると決めて、体も変わってきてよかった」

投げられない期間にウェートトレーニングと食事の量を増やしおよそ半年で体重は10キロ増量。
加えて球速も、去年の夏から9キロアップのマックス150キロです。

■ 早瀬朔 投手
「強気なピッチングは変わらず、体重もアップしてストレートの質が変わってきたので、今はストレートに自信があります」

ピッチャー陣の継投にも自信があります。
下級生の力も順調に伸びていて、秋はメンバー外だった2年生・龍頭が県大会で安定した制球力と勝負強さを見せました。

■ 龍頭汰樹 投手
「制球力は自信があるが球速がまだまだなので上げられるようにやっていきたい」

一方、打撃陣でも2年生が台頭。この春から4番に座る梶山は2年連続で神村を甲子園ベスト4まで導いた4番の背中を追いかけていました。

■ 梶山侑孜 選手
「正林さんのあとを継げる4番になれと言われたので、プレッシャーもあるが、正林さんのようになれるようがんばる」

■ キャプテン 今岡拓夢
「1年生の時から甲子園経験のあるキャプテン今岡はリードオフマンとしてもチームをけん引したいと意気込みます。(1番打者で)自分が打たないと始まらないと思っているし、自分がチームを引っ張っていかないとチームも乗ってこない。挑戦者という気持ちを持って(強豪校の)いいところを盗んでいきたい。最後の夏、自分たちの代でベスト4の壁を乗り越えて日本一になりたい」

神村学園は今月20日、推薦枠として出場する長崎代表・壱岐との初戦に挑みます。
試合の模様はKKBの動画アプリKAPLIで配信します。

 
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