JR仙巌園駅 開業から1ヵ月 鹿児島県


 JRの新しい駅「仙巌園駅」が開業して15日で1ヵ月です。ゴールデンウィークを前に周辺施設や町内会では期待感が高まっています。

■記者リポート
 「鹿児島中央駅方面からの電車がホームに入りました。開業から1カ月のJR仙巌園駅。15日も観光客や地域の方など多くの人を乗せています」

 日豊線竜ヶ水駅と鹿児島駅の間に開業したJR「仙巌園駅」。県内では15年ぶりにできた新駅です。

 仙巌園などがある世界文化遺産エリアで、磯海水浴場も臨む磯地区。平日の15日も多くの観光客の姿がありました。

 「鹿児島駅から乗ったけど、1駅だし、快適でした。」

 「いいですね。すぐ海があって、桜島があって。調べたら、鹿児島市内からバスで40分でしょ、電車だったら8分。だからすごく便利かなと」

 「駅を回るのが好きで、すごいシンプルで桜島を邪魔しないのが素敵だなと思います」

 また、こんな方も…

 「コーヒー?(ビーチハウス?)あ、そうそう。コーヒー好きなんで」

 駅の開業に合わせて、磯海水浴場のビーチハウスには新しいカフェがオープン。夏にはゲストハウスも開業予定です。

 磯地区で長年店を構えるじゃんぼ餅店では…

 「増えました。お客様が。一人のお客さんがふらっと入ってこられるのが。年の方もだけど、若い方も。夕方なんか人影なかったんですよ。もう今は数えられないくらいの人が夕方、天気のいい日は降りてくる。磯浜にいる」

 町内会でもこの一カ月でにぎわいが生まれたと実感しています。

●鹿児島市磯町内会・上村宏明会長
 「(町内では)人が多くなったよねというのが一つと、自分たちも便利になったよねというのはある。今後より多くの人にこの地域を見ていただいて、行政と調整しながら出てきた課題には取り組んでいこうかなと」

 地域が開業に沸く一方で、課題とされる交通渋滞ではゴールデンウィークや夏休みシーズンの到来で、交通量の増加が懸念されます。

 鹿児島国道事務所は、駅開業の交通渋滞に対する影響について今後、状況の把握を進めるとしています。

 
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