鹿児島県警本部長「組織再生のために貪欲に」


 鹿児島県警で不祥事が相次ぐ中、県内の警察署長や幹部らを集めた会議が開かれ、岩瀬本部長が県民の信頼回復に向けて再発防止の徹底を指示しました。

 県警本部で開かれた会議には県内27の警察署長や幹部のほか、塩田知事など約80人が出席しました。会議は新体制となった4月に当面の課題などを共有しようと毎年行われていて、18日は相次ぐ不祥事を踏まえ岩瀬聡本部長が再発防止の徹底を指示しました。

 【県警岩瀬聡本部長】
「県民の県警察に対する信頼が大きく傷ついている。今、組織が大変厳しい状況にあるという強い危機感を持ち組織再生のためにできることを貪欲に取り組んでほしい」

 また、会議に出席した県公安委員会の石窪奈穂美委員長は再発防止策を進める中捜査二課長を務めていた幹部職員が書類送検されたことについて厳しい言葉で言及しました。

 【県公安委員会 石窪奈穂美委員長】
「警察職員として自覚と職責に欠けた不適切極まりない行為であり、県警察置かれた現状を踏まえれば組織内外に多大な影響を及ぼすもので公安委員会としても極めて深刻な事態であると認識しております」

 会議では増加傾向にある詐欺被害や交通死亡事故といった具体的な課題についても共有されたということです。

 
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